indeedはアグリゲーションサイトとは言いづらくなってしまった

アップロードした画像については古い画像が含まれており、現時点では見ることのできない表示もあります。とくに、indeedの表示結果に関しては今のものではありません。あくまでも参考程度にお読み下さい。

indeedはアグリゲーションサイトの1つだと聞きました。そもそもアグリゲーションサイトという名前の意味が分かっていないところがありますが、基本的なことを勉強したいです。

アグリゲーションサイトというのは簡単に言えば、情報をまとめたサイトのことを指しますよ。ユーザー目線だとあまり聞きなれない名前ですが、順番に説明させてもらいます。

本記事の内容
✅indeedの概略や特徴について

✅アグリゲーションサイトとは

✅求人サイトとのアグリゲーションサイトの違い

✅indeedに起きた変化

よく言われるindeedに関する事項として、次のような点が挙げられます。

  1. 2009年にアメリカから日本へやってきた求人サイト
  2. Indeed社はリクルートの子会社という位置づけ
  3. indeed自体はクリック課金のサイト
  4. アグリゲーションサイトの1つに分類される
  5. アグリゲーションサイトの中では知名度、売上、サイト規模ともに圧倒的に国内No.1の地位
  6. indeed PLUSというプランを主に運営されているが求職者はあまり意識していないケースが多い
  7. サイト内部に関する情報を積極的に公開しておらず、不明な点が多いサイト

アグリゲーションサイトについて

アグリゲーションは英語で書くと「aggregation」、英単語の意味は「集めたもの」です。いろんなサイトの求人情報を寄せ集めて作った求人サイトという理解で十分です。AI(人工知能)が勝手に各サイトを訪問(クローリング)して、そこに掲載されている求人情報を集めてくる、そんな素敵な特色を持つサイトでした。

日本国内でリリースされたときには、今までになかったような特色を持つサイトだったこともあり、仕事探しをする人にとっても、会社側にとっても強い違和感がありました。現時点での認知度は非常に高く、どちらにとっても欠かせない存在です。

日本国内において、求人サイトはたくさん運営されています。知名度の高いサイトから、新しく運営が始まったサイトまで、たくさんありすぎて覚えきれないほどです。

一般的な求人サイトは案件を掲載するだけ。求人募集を行いたい会社が掲載したい求人サイトを選んで、任意の時期を選んで案件を掲載してもらうのです。

  • タウンワーク
  • バイトル
  • リクナビ
  • ジョブハウス工場
  • マイナビ転職

これらは、あくまでも一例です。他にもたくさんの求人サイトが運営されていますよ。日ごろから求人サイトを使って仕事をしている立場の人間であっても、サイト名を全然聞いたことのないものだってたくさんあります。

求人サイトにはそれぞれ「サイト特性」というものがあって、ユーザーの対象はアルバイト向けから正社員向けまでさまざまです。ターゲットとして想定している求職者がそれぞれ違っていたり、職業や職種ごとに特化した求人サイトもあります。

だからこそ募集を行う会社は、その案件にマッチしていると思われる求人サイトを選んで掲載する必要があるのです。また潤沢な求人広告費を持っている会社ばかりではないので、サイトの併用ができないので、絞って掲載しなければなりません。そこが難しいのです。

訪問先がアグリゲーションサイトでない場合は、求職者はそれぞれの求人サイトに訪問する必要があります。そして、自分の希望にマッチする案件をそれぞれのサイトで探さなければなりません。アグリゲーションサイトの場合は、サイトごとに訪問する手間を省いてくれるのです。

いろんなサイトの情報を1つのサイトだけで閲覧でき、会社もユーザーも手間が省けてしまうのがアグリゲーションサイトです。その利便性の高さが、爆発的なスピードで広まった一番の要因です。

アグリゲーションサイトの別名
・アグリゲートサイト
・アグリゲート型(式)サイト
・求人検索サイト
・求人まとめサイト
などといった呼ばれ方もあります。
いろいろな立場の方と話をさせて頂く機会が多いですが、ここ最近は「求人検索サイト」と呼ぶ人の割合が高いです。

indeedは求職者側に大きく寄せたサイト

indeed社の理念は「JOB SEEKER FIRST」(ジョブシーカーファースト)という言葉ですべて表されます。ジョブシーカーとは求職者のことです。indeedは「求職者」に大きく軸をおいた、求職者ファーストの求人サイトなのです。

求職者ファーストだということが分かるポイントは6点です。

  1. 求人募集案件を見るためにいろいろなサイトを飛び回る必要がない
  2. キーワードと勤務地の2軸だけで仕事の検索ができる
  3. 応募先のサイトが違っても一括応募が可能
  4. 派遣案件が表示されにくい(不安定な雇用の排除、安定した雇用の提供)
  5. 職業差別に関するワードを含む求人案件に対するペナルティがかなり厳格
  6. 表示順位がランダムに近い、ユーザーやデバイスによって表示順位が変動

実際に仕事を探してみると分かりますが、本当に使い勝手がよくて楽です

自分の希望にマッチするかどうかは別として、1つのサイトでいろんな求人サイトの情報が見られるメリットはやはり大きいです。

一方で、indeedは純粋なアグリゲーションサイトではなくなりつつあります。理由は、多くの会社が募集内容をindeedに直接投稿して募集を行う傾向が顕著になってきたから。公式なリリースはないものの、クローリングやフィード送信による掲載案件よりも応募効果が高いとも言われています。

実際に、indeedを見てみます。

indeedで仕事の検索をして表示された画面の写真です。
引用 indeed(2023.4.11時点)

「Indeedに求人を直接掲載し、過去30日間にIndeedを通じて●●%の応募に返信しました」と書かれた案件は、indeedに直接投稿された案件です。

こうした直接投稿(ドラディス)案件が増えてきています。

応募効果を高める最近のセオリーは直接投稿の案件を有料出稿することです。

2023.12月時点では、こうした表記がされなくなっています。クローリングされた案件なのか、直接投稿された案件なのか、一見しただけでは区別がつかなくなっています。リライトした2026.6月時点ではさらに進化した仕様になっています。

Indeed Japan社も会社である以上、売上や利益を出さなければいけません。無料の事業だけで会社存続なんてできません。善意によるクローリングだけしてあげて、「ハイ、終わりです」というわけにはいかないのです。冷静に考えればよくわかるはずです。

広告費をベースにして考えた場合に、indeedでの求人掲載は2通り
・無料広告枠=オーガニック枠
・有料広告枠=キャンペーン枠

2026.6月にリライトしましたが、この時点ではオーガニック枠・キャンペーン枠といった分け方はナンセンスなものとなっています。理由としては、無料掲載での求人募集がほぼ不可能となっているからです。有料掲載でないと応募獲得はできません。

定期的に行われるクローリングシステム変更(アップデート)

indeedのクローリングシステムは定期的に細かい仕様変更が行われます。アップデートというのが正しい言い方かもしれません。時期や内容などについては事前の告知がなく、いきなり行われることが基本です。しかも、アップデートは掲載している会社のことを考えたものではなく、応募者の利便性を高めるためのアップデートであることが多いです。

変更が行われる度に掲載順位が変わる可能性が高くなることもあり、対策を行う会社側としてはとても大変です。

Indeed Japanがクローリングシステムの変更の実施について公式発表することは基本的にありません。indeedに関する情報はIndeed Japan社の内部の人や、親会社であるリクルート、ほか広告代理店の人からも断定という形では教えてもらえません。形式上は推測とは言え、各方面から情報収集していますので、ある程度は的確な回答だと捉えています。

特に2020年7~8月にかけての行われたアップデートから大きく変わりました。クローリング案件が上位表示される機会が減る一方で、直接投稿の案件が上位表示されやすくなった印象を受けます。

その後も、毎年のように定期的にアップデートされ続けています。

応募に関する結果(実際の数値データ)

2020年の7月と8月のデータを比較してみました。

2020年7月 2020年8月
母集団(応募数)319件278件
うち 採用サイト経由(応募数) 145件57件
うち indeed(無料枠)経由51件10件
うち indeed (有料枠)経由41件22件
実際の応募結果

自社採用サイトで公開している案件をindeedでの有料枠として出稿しています。7月から8月にかけて、急激にコンバージョン(応募数)が悪くなってしまいました。

案件の内容だけではなく、掲載方法や使用するメディアなどもとくに大きな変更点は加えていません。

数字だけを見ると、実績としては全体的に落ちています。ただし、電話で直接応募をもらうケースもあり、正確に判別できないこともあります。募集案件数や経費はほとんど変わっていないので、indeedの内部で別の力が働いたと考えるのがふつうでしょう。

まだindeedを利用したことがない場合は、一度アカウントを作って直接投稿することをオススメします。とくに経費をかけずに募集したいという会社にとっては、有益な手段です。クローリングシステムが大きく変更された場合は、どんな会社にとってもチャンス到来だと言えます。

2025.2月時点では、有料・無料の区別が大した意味を持たなくなってきました。
案件を見たときに、区別をつけることが事実上難しくなっています。背景は、①有料案件が大きく増えてしまったこと、②有料案件と表示してしまうとクリックされにくくなってしまうため非表示となっていることが挙げられます。

ここ最近のindeedにおける変化

2024年1月には、「indeed PLUS」という掲載商品がスタートしました。プランの概略については、別の記事をお読み下さい。

indeed PLUSについて(2023.11.28開示情報)

今まで、indeedは色々な求人サイトの求人情報をクローリングして引っ張ってきたり、フィード送信で各サイトから求人情報を送ってもらったりして、indeedの掲載案件として掲載していました。

ところが、indeed PLUSが基本プランとなり、indeedの中身が大きく変化してしまいました。

  • 各社の自社サイトのクローリングについては停止を発表
  • 直接投稿案件の増加
  • indeed PLUSを通じて出稿される原稿の一部がindeedにも転載される
  • indeedPLUSを使いたいのであれば、AirWORK・ジョブオプ・indeed直接投稿を「箱」として使うしかない

こうした経緯があり、indeedからはアグリゲーションサイトとしての性質が消えてしまったと感じるのが、採用担当者である僕の本音です。

採用担当者の目線からすれば、indeedはもはやふつうの求人サイトになってしまったと強く感じるようになりました。

【本記事のまとめ】2025.2月時点では完全にindeedはふつうの求人サイトとなってしまった

indeedは、純粋なアグリゲーションサイトとはとても言えるような現状ではありません。また、最近のindeedは、有料枠の方が圧倒的に優遇されていると言えます。真のアグリゲーションサイトであれば、クローリングされた案件だけが掲載されているはずです。

結果として、本質的にはふつうの求人サイトと同じになってしまっています。ただ、求職者側にとってはアグリゲーションサイトであろうと、ふつうの求人サイトであろうと何ら変わらないもの。

こうしたことを気にしなければいけないのは募集する会社側だけの問題とも言えます。

ちなみに、indeedというサイトにおいてある程度の応募成果を出そうとした場合、有料出稿の一択です。全く知識がない状態での、自社によるindeedの有料運用には大きなリスクを伴います。代理店(認定パートナー)にお願いすべきところはきちんとお願いして運用するようにしましょう。

本記事の内容(もう一度)
✅indeedの概略や特徴について

✅アグリゲーションサイトとは

✅求人サイトとのアグリゲーションサイトの違い

✅indeedに起きた変化

本記事のまとめ
● indeedの本来の姿は各サイトの求人案件をまとめたアグリゲーションサイト(求人検索サイト)
● indeedは応募者ファーストの視点が強く、会社をないがしろにしていると感じてしまうことも
● 最近のindeedはもはやふううの求人サイトと何ら変わらない
● 応募効果を出したいのであれば有料出稿の一択
● アップデートやサイト内部の情報は基本的に教えてもらえない(公式リリースすらない)
● 発生しているトラブルの通知・経過・結果なども非公開

本日は以上です。

スポンサー広告