前回成功したとしてもまったく同じ方法で募集するのは高リスク

時間がないので前回と同じメディアを使おうと思います。
前回は採用できましたので、今回も上手くいく可能性は高いですよね?

アドバイスさせていただきます。

この記事の内容
 ・前回採用ができた場合は今回も同じ方法で大丈夫なの?
 ・前回採用がうまく行ったのにメディアを変えるのはリスクがあるの?
 ・複数のメディアを使うことは経費がかかるので難しい場合はどうしたらいいの?
 ・上手な出稿の方法はあるの?

最近は1つのツールだけで募集して採用を完結することがとても難しくなってきました。

とは言っても、全部のツールに対して大きな金額を投下をしていくことも、あまり現実的ではありません。

  • 少しずつ均等にお金をかける
  • 傾斜をつけてお金をかける

いろいろな取り組みが求められています。

「傾斜をつける」というのは、求人メディアの中で広告費を多くかけるものとそうでないものを分けるということです

今回、折込チラシを選んだ理由

ここ数年間で新聞折込チラシへ掲載する会社はだいぶ少なくなってきました。

会社の数が大きく減っていないエリアでも、ページ数が減った、出版エリア統合があったなどというのはよくある話です。

今回の募集職種は、今まで大きな失敗をしたことがありませんでしたが、結果はそんなに甘くありませんでした。

折込チラシを選んだ理由
・愛知県はまだまだ紙文化が根強く残っている都心部にしては珍しいエリアと言える
・パートタイマー的な仕事なので日曜日折込のチラシは比較的適していると考えた
・年代の高い層の応募者を採用したかった(仕事内容の面)
・主婦層を採用したかった(仕事内容の面)
・時給面が相場より低く、求人サイトに掲載するには少し不安があった(他社との見劣り)

今回の募集内容

今回の募集内容は公共施設の清掃スタッフです。

引用 求人情報ビズ(一部改)
・時給927円(当時は最低賃金以上の時給額でした)
・勤務シフトはローテーション制、時間は3パターン
・土曜日・日曜日がお休み(週3日くらいの勤務でOK)
・想定した応募者としては年代の高い女性

この仕事は現在、複数名のチームを編成してローテーションを組んでおこなっています。

チームのうち1名のスタッフが退職してしまうため、補充の意味合いでのスタッフ募集となります。

市の施設ではありますが、図書館や市民センターのように多くの方が訪れる場所ではありません。

所定場所の清掃をルーティンとしておこなってもらうスタッフです。

勤務時間は3パターン、シフト制がネックですが、他のメンバーと協力して融通が利かせられます。

条件面では他案件と比べて見劣りするところもありますが、メリットもいくつかある案件だと言えます。

それぞれの結果

今回は5つのメディアで募集しました。

掲載の開始順でメディアをならべました。

 掲載スタート メディア名  応募数  
2021.5.25採用ホームページ7
2021.6.25Indeed(直接投稿)1
2021.6.25ハローワーク求人票0
2021.6.27新聞折込チラシ0
2021.6.28 タウンワーク(枠得プラン)1
応募総数9
2021.7.5に調べた結果

前回の結果も見てみます。

メディア名  応募数    採用数  
 タウンワーク(枠得プラン)50
バイトル30
ハローワーク求人票21
採用ホームページ10
応募総数111
2020.4月下旬~7月中旬の結果(応募の多い順)

前回と今回の比較を表にしてみました。

メディア名  前回    今回  
採用ホームページ17
ハローワーク求人票20
  タウンワーク(枠得プラン)51
新聞折込チラシ0
バイトル3
indeed(直接投稿)1
応募総数119
前回と今回の比較

見事なくらいにバラバラの結果となってしまいました。

前回採用ができたハローワーク求人票は、今回は応募すらありません。

前回散々な結果に終わってしまった採用ホームページは、今回1番多くの応募を獲得できました。

ここからも、前回と同じ手法が前回と同じ結果に落ち着くとは限らないと言えます。

【まとめ】いろいろなメディアで募集する理由は1つ「成功への近道」

こうしてみると、1つのメディアだけで採用を完結することは難しいものです。

正確には、1つのメディアで採用を完結することも可能ではあるが、たくさんのメディアから1つをピンポイントで選んで採用完結することは非常に難しいということです。

前回、いい結果を出すことができたからといって同じメディアを使ってもダメな場合もあります。

もちろん逆もあります。

たまたま予想が的中することもあるかもしれませんが、正解し続けることは不可能です。

リスクを負うくらいなら、他メディアにも掲載をして採用成功に近づく方が賢明な判断です。

また、アグリゲーションサイトと一般的な求人メディアに同じ金額を投下する必要はありません。

一般的な求人メディアはオプションでアグリゲーションサイトへの転載を行っているのものが大半。

Googleしごと検索、indeed、キャリアインデックスなどのアグリゲーションサイトに傾斜をかけて投下した方がいいです。

本記事のまとめ
 ・同じメディアを使って同じ条件で求人募集をしても、前回と同じ結果が得られるとは限らない
 ・募集をする期間が違えば、いろいろな状況が変化して募集結果も違ったものになることが大半
 ・リスク分散のためにも、出稿するメディアを増やす方が賢明
 ・1つのメディアだけで採用は完結しないことばかり、いろいろなメディアに出稿することが採用成功への近道

本日は以上です。

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