僕のところに営業に来ていただいたのはもう半年くらい前になります。最近、社内のある部署で名前を聞くようになったので少し回想しながら記事にさせてもらいました。個人的には、ものすごく良いところをピンポイントで突いたなと感じるサイトだと思っています。
目次
Timee(タイミー)ってどういった会社なの?
僕自身は営業を受けるまで会社の名前は聞いたことありませんでした。
「タイミーの○○(個人名)です」と言われた時に、「taimy」なのか「timy」なのかなと思ってしまいましたが、『timee』でした。タイミングなのか時間を表すタイムなのか、なんとなく時間に関係あるサイトなのかなと思っていました。
正式名称は株式会社タイミー。東京都豊島区に本社があり、創業は2017年8月です。
なお、創業当時は小川嶺代表取締役社長は現役の立教大学生でした。
社長が学生時代にこんなアプリがあったらいいのにと思ったものを具現化したものが「タイミー」とのことです。特に理系学生ともなると、実験や研究などで、固定の時間帯をアルバイトに充てることが難しいことから、時間単位でバイトをすることができないかと考えたみたいです。
タイミーのコンセプトはサイトに明記されています。
ダブルワークやフリーランスにより働き方自由になりつつあると同時に、日本では深刻な人手不足が問題となっています。一人一人の時間をより豊かにするというビジョンのもと、Timee(タイミー)は面接応募なしで直感的な操作で利用できるワークシェアリングサービスとしてスタートしました。 “時間”と”テクノロジー”を軸に、まずは働き方の多様化の促進と人手不足の解決を目指します。
タイミーHPより引用
このアプリを通せば、面接や登録会に参加することなく、アルバイトとして勤務が出来るという仕組みです。
どちらかと言えば、というより明らかに若年層に向けたサイトになります。
だからこそ、受け入れる企業側も柔軟な発想が大切になります。面接なしで働きに来るのですから、勤務日のドタキャンとか、働きぶりがよろしくないとか、そういったある程度のリスクは付き物です。
もちろん抑止策も取られていますので安心下さい。
ドタキャンや遅刻といったマイナスポイントを貯めていってしまうと退会となります。
求人サイトというよりはアプリと考える方が自然体かもしれない

仕事の探し方は大きく変容してきました。
よりハードルの低い簡単な応募を好んだり、とりあえず応募したと思われるケースも増えてきたと思っています。採用担当としては少し複雑に思うと言うのが正直な感想です。
人を雇う側も、働く側もニーズが細かく多様化してきたため、それに上手く乗っかって対応できるかが採用成功のポイントなんだろうと思います。
変化の波に乗り遅れれば、上手く行かないことの方が多くなってくるということです。
最近の仕事検索の必須項目はスマートフォンのアプリがあることです。タイミーはアプリがベースになっていますので、非常にサクサクとスムーズな仕事検索ができるので必須条件はクリアできているというわけです。
さらに面接なしで働けるという(求職者にとっての)メリットも兼ね備えているというわけです。
ユーザー目線でサイトを見てみました
僕はアプリをダウンロードしていませんので、公式サイトから仕事を検索してみました。

求人サイトとしてはスタンダードですが、北海道から沖縄まで全国の案件を網羅しています。
エリア | 総掲載ページ数 | 案件数 | 案件比率 |
東京都 | 393ページ | 7,858件 | 100% |
大阪府 | 71ページ | 1,416件 | 18.0% |
愛知県 | 46ページ | 916件 | 11.7% |
富山県 | 5ページ | 88件 | 1.1% |
沖縄県 | 1ページ | 7件 | 0.1% |
東京などの都心部と地方では、案件数の差が歴然としています。
基本的には都心部でないと一定の案件数の確保が難しいようです。スキマ時間を使いたいと考える人の母数が少ないのと、会社側の仕事のボリュームの面で課題があるのだと思います。

また、企業側の理解度の面での課題感もあります。僕は愛知県の会社に勤めていますが、ウェルカムだと言えない雰囲気の方が強いと思っています。人材系の会社なので正直、まだまだ難しい面もあります。
【まとめ】人材の有効活用が進むので自動的にシェア拡大していく
労働力人口の減少は今の日本の労働市場の課題です。
パートタイマーの雇用を拡大したり、外国人労働者や技能実習生の受け入れ拡大が進んだり、定年制を引き延ばしたりする中で、若年層の取り込みは非常に急務の課題です。
郊外や地方ではまだまだ浸透していると言えませんが、徐々に浸透していくだろうと僕は思っています。
現在、掲載されている案件はコンビニ、飲食店などがサービス系の職種がメインですが、営業努力次第でいろいろな業種に拡がっていくはずです。もちろん企業側の短時間雇用に対する理解も必要になります。
本日のまとめ 本日はタイミーという非常に面白い視点で作られたアプリを紹介しました。登録すれば面接など煩わしいことなしに勤務ができるという特徴があります。会社にとっても求職者にとっても、一定のニーズがあることは間違いありません。会社側の努力や配慮がかなり必要になってきます。でも、努力次第でスタッフ不足はある程度、軽減できるはずです。都心と地方では掲載案件数の違いが大きいですが、この点に関しては徐々に解消されていくでしょう。
本日は以上です。

ひーすけ主任
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