再就職支援制度ってどんな制度なんですか?
アドバイスさせていただきます。
・早期退職者向けの再就職支援制度ってどんな制度なの?
・再就職支援制度は実際に活用できそうなの?
人材サービス事業を行っている会社のほとんどは人材派遣事業や業務請負事業といった内容がメインです。
本日は派遣でもなく、請負でもなく、少し違った領域の事業内容の記事を書かせていただきます。
参考程度にお読みください。
パソナについて
正式な社名は「株式会社パソナ」、人材サービスを主要事業とする会社です。
かんたんに言えば、人材派遣・業務請負といった事業内容です。
派遣を前面に出していますが、そこから派生して人材紹介事業も展開しています。
パソナ自体の会社概要は簡単に書くと次の通りです。
・1988年設立
・資本金1億円
本社機能の一部を淡路島に移転したことでも知られています。
本日、記事として取り上げさせていただいた「再就職支援制度」はパソナキャリアの事業内容です。
再就職支援制度について
再就職支援制度については、個人では利用することができません。
再就職支援会社を利用するには、在籍する企業が再就職支援会社と契約を締結することが必要です。個人でのお申し込みはできません。 再就職支援会社のサービスを利用できるのは、お仕事を探している方の約1%にすぎません。個人で活動している方と比較すれば、大変有利な就職活動と言えます。
引用 パソナキャリア
分かりやすく書き直してみました。
公式サイトに図解が載っていましたので、お読みください。
・再就職支援会社は就職斡旋のプロ集団、ネットワーク活用ができる(求職者目線)
・独自の求人を持っている(求職者目線)
・専任コンサルタントからさまざまな面でフォローしてもらえる(求職者目線)
・コンサルタントが候補者の情報を相手企業に直接アピールするケースもあり(求職者目線)
・無料で求人募集ができる(受け入れ先企業目線)
・特定の職種に特化した登録者の存在(受け入れ先企業目線)
・面接日時の調整、選考結果の通知までを代行してもらえる(受け入れ企業目線)
・会社説明会(ジョブフェア)を開催して、母集団形成を促す場合もある(受け入れ企業)
・登録者の年齢層は比較的高め(受け入れ先企業目線)
【まとめ】募集側は再就職支援制度を活用すべき
人材募集をする会社にとって、無料で求人募集ができることは大きなメリットです。
現職をベースにしていることもあり希望年収の高さ、また早期退職の対象となる人なので年齢も高めです。
そのためマッチングできない、マッチングまでに時間はかかってしまうなどのデメリット感も強いです。
とはいえ、候補者がいるのであれば母集団形成の方法の1つとして考えておくべきです。
再就職支援制度は依頼をかける会社をベースに考えた場合、あまり好ましくない最終手段だといえます。
その会社にはいろいろな事情があって雇用継続ができないのですから。
今回の記事はパソナが取り組んでいることを書きましたが、大手の人材サービス会社は取り組んでいるところも多いです。
人材確保・人材採用に頭打ちの会社は導入してみてはいかがでしょか。
・再就職支援制度はスタッフの受け入れ企業は無料で活用ができる
・受け入れ先の企業や求職者からの視点ではメリットも多い
・再就職支援制度はあまり好ましくなく、本来は使わないような健全経営を行うことが大切
本日は以上です。