ハローワークインターネットサービスを活用した求人募集活動

ハローワークも省力化が進んでいますね。ハローワークのインターネットサービスではなにができますか?

アドバイスさせていただきます。

この記事の内容
 ・ハローワークインターネットサービスってどんなサービスなの?
 ・インターネットサービスでは何ができるの?
 ・サービスを使うことで採用活動は便利になるの?
 ・サービスは無料で受けられるものなの?

ハローワークインターネットサービスは、2020年の1月から開始されました。

今まで、ハローワークに訪問しなければできなかった諸手続きがオンラインで出来るようになりました。

もちろんすべての手続きではありませんが、それでも会社としては画期的なものです。

また、法人の登録を済ませば、全て無料で使用することができるサービスです。

スタートした当初はトラブル等もありましたが、アップデートを繰り返すことで非常に便利になりました。

本日はインターネットサービスの概略を説明させていただきます。

ハローワークが対応してくれること

ハローワークの通称名、正式名称は「公共職業安定所」です。

「職安」と呼ばれることも多いです。

ハローワークの業務は多岐に渡りますが、採用領域に限って言えばメインは5点です。

ハローワークの業務(採用関係)
・求人票の公開
・就業に関する相談対応
・応募の仲介(紹介)
・求職登録者への案内送付(※ハローワークごとに取り扱いが違うが廃止傾向)
・会社説明会の開催(※不定期開催・形式もさまざまです)

その中でも、とくに

  1. 求人票の公開
  2. 求職者の紹介

この2つが実務的には圧倒的に多いです。

行政においても、業務効率見直しや人件費削減が求められ、オンラインで出来るようにしたものがインターネットサービスです。

ハローワークインターネットサービスについて

今まではハローワークに訪問しなければできなかったことがオンラインで可能になりました。

もちろん全部の手続きをすべてインターネットで完結できるわけではありません。

2020年の導入から間もないころは、エラーが起こってしまい、不便な面もありました。

最近は改善も進んで、少しずつ便利さを実感するようになりました。

コロナ感染防止の観点からも、積極的に登録・利用が薦められています。

2023年7月の段階では、コロナもいったん終息扱いとなりましたが、インターネットサービスは引き続き運用されています。

採用担当として一番手間がかかるのは求人票の作成・公開の仕事です

今まではOCRシートという専用のマークシートに入力をして、訪問する必要がありました。

マークシート部分と手書き部分が併存していて、1枚1枚書いていくにはそれなりに手間がかかるものでした。

書き上げたものをハローワークに提出して、確認を受けて求人票として公開してもらえます。

いろんな面で労力がかかるのです。

また、会社側だけでなくハローワーク側では、機械で読み込みをして、目で見て修正を加えていく手間がかかります。

どちら側でも、ある程度の手間がかかるのです。

オンラインで出来ることを導入して、お互いに手間をなくしましょうというのがインターネットサービスです。

採用関係だけではなく、雇用保険・失業保険などの面でもいろいろな手続きがオンラインに移行しています。

インターネットサービスを使った求人票作成

ハローワークインターネットサービスを使って求人票を作成してみます。

ハローワーク側で内容チェックもあるため、オンラインで申請してすぐに公開とはなりません。

実際にオンラインで求人票を作成してみます。

企業マイページが開設されているという前提でのお話になります。
ハローワークインターネットサービス
引用 ハローワークインターネットサービス

ログインします。

引用 ハローワークインターネットサービス

新規で求人票の公開もオンラインで手続きが可能です。

ハローワークインターネットサービス
引用 ハローワークインターネットサービス

新しく求人票を作成することも、過去の求人票を転用して作成することも可能です。

募集する内容を順番に記載していくだけなので簡単です。

  • 計算まちがい
  • 全角半角ちがい
  • 文字数オーバー

などがあればエラーが出て先に進むことができません。

時間があれば完成までたどり着きます。

また、入力途中での保存機能があることは心強いです。

引用 ハローワークインターネットサービス

最後まで入力して、再確認後にボタンをクリックするとハローワークで確認作業に入ります。

オンラインで完結しますが、派遣や請負などの人材サービスの求人は書類提出が必要となります。

何も問題がなければ、数日後にはステータスが「公開中」に変わります。

引用 ハローワークインターネットサービス

求人募集フローにおける変化と他にできること

求人票公開におけるフローをまとめてみました。

インターネットサービスが始まる前

  1. 求人票の記入
  2. ハローワークへの持参、確認
  3. 求人票の一般公開
  4. ハローワークから求職者の紹介
  5. 会社での採用選考実施
  6. 結果連絡(本人への連絡、紹介状というものをハローワークへFAX送信)
  7. ハローワーク側でのデータ処理
  8. 求人票の取消(電話)

インターネットサービスが始まった後は、フローが少し変わりました。

内容はあまり変わりませんが、それでもやはり便利になりました。

①求人票の作成
②ハローワークのチェック
③求人票の一般公開
④ハローワークから求職者の紹介
⑤採用選考
⑥本人への結果連絡、オンライン入力
⑦ハローワーク側のデータ処理
⑧求人票の取消

ほとんどのことがオンラインでできるようになりました。

また管理画面では、過去の応募者情報の確認も可能です。

ハローワーク側でも、募集側でも労力の削減に大きく貢献していると言えます。

【まとめ】ハローワークインターネットサービスは活用すべきサービス

ハローワークの在り方は数年で大きく変わりました。

ハローワークは仕事探しの場という本質は大きく変わっていません。

ただ、会社がハローワークに求人票を出さなくなったり、求職者がハローワークに来所せず、インターネットで求人票を閲覧する時代になりました。

客観的に考えた場合、今後ハローワークがメインの採用拠点になるとは考えられません。

とはいっても、無料で求人票が公開できるなどメリットもあります。

1つのツールとして継続利用はするべきです。

インターネットサービスは非常に便利なツールですので活用して下さい。

本記事のまとめ
 ・ハローワークインターネットサービスはとても便利なので活用すべき
 ・ハローワークインターネットサービスは2020年1月から運用が開始された
 ・今ではトラブルはほとんどなく便利さが大きく先行する
 ・求人票の作成、公開、停止、そして応募者の管理までできる
 ・ハローワークのサービスは登録さえしてしまえば、すべて無料で対応してもらえる
 ・来所せずに手続きが完了できるのが一番大きなメリット

本日は以上です。

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