労働契約等解説セミナーについて教えてください。どんなセミナーなんですか?
アドバイスさせていただきます。
・労働法の勉強をするのは採用担当だけでいい?
・労働契約等解説セミナーってなに?
労働基準法だけでなく、雇用に関する法律はときどき改正が行われます。
各都道府県の労働局が発行するリーフレットやホームページは定期的に目を通しておきたいものです。
たとえ採用に直接かかわることのない人でも、社会人の常識として覚えておきたい内容もたくさんあります。
本日は紹介になります、参考程度にお読みください。
セミナーの概要
厚生労働省の委託事業としてセミナーが開催されます。
正式名称は「労働契約等解説セミナー2021」、LECで知られる株式会社東京リーガルマインドが受託しています。
どういった立場の方でも参加ができるセミナーです。(オンラインはZoomを使用します)
労働契約のなかでも、基本的な事項を中心にセミナーが行われます。
- 労働契約法をはじめとした労働関係法令の基礎
- 無期転換ルール
- 副業・兼業の促進
セミナー自体の時間は2時間30分間。
その後は個別相談会ということで1時間の枠が設けられています。
無料で受講ができますので気軽に申し込みが可能です。
以下、公式サイトより抜粋しました。
労働契約法・労働基準法で定められていることなど、労働者の皆様が安心して働くために知っておくべき重要なルールや、労働者・使用者それぞれの権利・義務などをわかりやすく解説いたします。
また、無期転換ルールについては、施行から5年を経過した平成30年4月1日以降、このルールに基づき、多くの有期契約労働者に無期転換申込権が発生していることから、円滑な無期転換を進めるための適切な対応が必要です。このため、無期転換ルールの具体的な導入方法のほか、先行している企業の導入事例を紹介いたします。
さらに、副業・兼業の促進について、現状や促進の方向性、労働者と企業のそれぞれの留意点をわかりやすく解説いたします。
厚生労働省委託事業 労働契約等解説セミナー2021 リリースより引用
最近は、「働き方改革」という言葉をいろんなところで耳にします。
会社での時間は短く、家庭と仕事の両立だったり、働く人がストレスを軽減できるように変わってきました。
ただ、働く時間が短かったり、日数が減れば収入が減る傾向にあるのは間違いありません。
だからこそ、国も副業や兼業を推進せざるを得ないのです。
会社で採用を行う立場からすれば、矛盾を感じざるを得ません。
【まとめ】行政主催のセミナーは定期的に参加するべき
今回のセミナーは委託事業ですが、ベースは厚生労働省の主催になります。
無料であること、会場開催もオンライン開催も両方用意されているなど、セミナーを受けやすい環境は整っています。
働く側としても、会社側としても、どちらも出席できることは大きなメリットの1つです。
人数制限はありますが、気軽な気持ちで聞いてみてはいかがでしょうか。
今回の記事は2021年に開催されたセミナーを内容にしています。
2022年の開催についてはリリースされていませんので、定期的に厚労省のサイトをチェックして下さい。
・セミナーは無料で受講できる(オンライン、会場ともに)
・セミナーの内容は、大きく①労働法令、②雇用の無期転換、③副業について
・2022年にも開催されるかどうかは現在のところ不明
・行政主催のセミナーには積極的に参加するべき
本日は以上です。