運用代理店から応募獲得のために予算を増やすように言われました。
予算を増やせば、応募獲得の可能性は上がるのですか?
たしかに一理あるかもしれませんが、予算だけのせいではないですよね。
スタンバイだけに限らず、indeedや求人ボックスなど運用型求人広告の運用は多くの会社がしていることと思います。
- 自社による運用
- 代理店による運用、
2つの方法がありますが、とくに代理店による運用の場合は、担当者から費用増額の提案を受けることがあります。
自社による運用の場合でも思ったような成果が得られない、成果が頭打ちになってきた場合は費用の増額を検討するケースはよくあります。
今回は、実際に費用を増額することがどういった影響を及ぼすのかについて検証してみました。
・表示回数やクリック数が増えると応募に繋がる?
・応募がないときはどうすればいい?
費用を増やすとは?
単純に費用を増やすといっても、中身はいろいろあります。
✅クリック単価を増やす
✅日額の予算を増やす
✅月額の予算を増やす
日額予算を増やせば、おのずと月額予算も増えるもの。
今回はクリック単価を増やしてみて、表示数やクリック数にどういった影響が出るのかを検証してみます。
募集案件の現状と変更を加える点
現在、キャンペーンを組んでいる内容です。
- 案件2本でのキャンペーン運用
- クリック単価(上限)は130円
- 日額予算5,000円、月額予算30,000円にて設定
現時点の運用はあまり芳しくない状況が続いています。

表示回数にしても、クリック数にしても、お世辞にもいいとは言えない数字です。
単価変更だけでどれくらい変化が起こるかは分かりませんが、いったん変更をしてみます。
項目 | 現在の設定 | 変更点 |
クリック単価上限 | 130円 | 400円 |
日額上限 | 5,000円 | 15,000円 |
月額上限 | 30,000円 | 50,000円 |
設定変更をしたのは2月15日の昼ごろでした。
起きた変化について
クリック単価と日額上限予算を3倍まで引き上げたことで、変更前と変更後の違いを比べてみました。
結論から言えば、表示回数もクリック数も大幅に増加しました。

見比べやすいように表にしてみました。
変更前 | 増額後 | |
表示回数 | 381 | 5,119 |
クリック数 | 1 | 44 |
クリック率 | 0.26% | 0.86% |
平均CPC(クリック単価) | ¥129.00 | ¥344.23 |
応募数 | 0 | 0 |
クリック単価設定(上限) | ¥130 | ¥400 |
クリック日額設定(上限) | ¥5,000 | ¥15,000 |
クリック月額設定(上限) | ¥30,000 | ¥50,000 |
✅クリック単価上限を3倍引き上げたところ表示回数は飛躍的に増加した
✅表示回数が増えたことにより、クリック数にまで好影響が出た
✅クリック率は高くなったものの、平均と比べた場合はそれほどでもない
✅表示回数、クリック数ともに大幅に伸びたが応募獲得はできなかった
✅クリック単価上限を400円に設定したが満額までは至っていない(約345円)
✅設定変更翌日のデータがないのは、設定後に月額上限の予算に到達したことにより有料公開が終了したため
【本記事のまとめ】クリック単価を増やすことで応募への動線は一気に上がる
本日は、クリック単価の上限設定を3倍まで増やしたことで、どういった影響が出るのかを検証しました。
クリック単価を上げれば、表示回数が上がり、確実にクリック数は増えます。
それでも応募が得られませんでしたので、仕事内容や待遇を変えて応募獲得に繋げる必要があります。
レギュラーワーク的な仕事は応募獲得も難しいです。
短期単発など、短いスパンで集中的に集めたいという場合にはクリック単価の増額は、より有効的な手段だと言えます。
・表示回数やクリック数が増えると応募に繋がる?
・応募がないときはどうすればいい?
✅クリック単価が高いほど、表示回数やクリック数も増える
✅表示回数やクリック数が増えても応募に繋がるとは言い切れない
✅よく見られる原稿でも応募獲得ができないときは、待遇や原稿の中身を見直す必要がある
本日は以上です。