今春から大学に進学します。
家庭教師のアルバイトをしようかと思っていますが、
実際はどんな感じなんでしょうか?
僕は富山大学の在籍中に家庭教師の
アルバイトをしていました。
その経験からお伝えしますね!
✅家庭教師の大変なところ
✅家庭教師のやりがい
✅どんなことに気を付けたらいい?
✅経験者目線の総合評価
現在は、人材サービスの会社で採用関係全般の仕事をしています。
学生時代から今まで、それほど多いわけではありませんが、それでもいくつかアルバイトを経験してきました。
これからアルバイトをしたいという方の参考になればと思い、記事を書かせていただきました。
概略を掴むために、活用してください。
だいぶ前の内容ですので、参考程度にお読みください!
現在の時給相場

時給相場については、いろいろなサイトで調べることが可能です。
求人検索サイトは保有データも多いので、活用してみます。
そのなかでも、求人ボックスのデータ表が見やすいので、
引用させてもらいますね。

平均(求人ボックス) | もらっていた金額 |
時給1,784円 | 時給1,800円(富山市・20年前) |
社会人になってからも時給相場を定期的に眺めてきましたが、家庭教師の仕事は時給がそんなに上がっていない職種の1つだと言えます。
当時所属していた会社

学生時代に所属していたのは、株式会社トライグループが運営する「家庭教師のトライ」でした。
ほかの会社にも登録はしていましたが、最終的に勤務したのはトライだけです。
現在は移転してしまったようですが、
当時は富山大学前に事務所があったのも、選んだ理由の1つです。
その仕事を選んだ理由

家庭教師のアルバイトをしていた当時、僕は富山大学の学生でした。
今まで、アルバイト経験がなかったこともあり、どんな仕事を選んだらいいのか全く想像が付きませんでした。
大学生の鉄板的なアルバイトとしては、接客や引っ越しなどがありましたが経験がないこともあり、ハードルは高かったです。
僕には7つ下の妹がいるのですが、妹と年齢的に近い中学生を
相手にすることもあり、ハードルはそれほど高くないアルバイトでしたね。
仕事内容

家庭教師ですので、もう余計な説明は必要ないはずです。
僕が担当させてもらったのは中学3年生の男の子。
高校受験を控えた生徒でした。
保護者の方や本人の意向もありますので、案件ごとに内容は異なります。
- 科目の違い(すべての科目・苦手科目のみ・得意科目を中心)
- レベルの違い(応用・標準・基礎・超基礎)
- 教材の違い(家庭教師の会社が用意するテキスト・市販のテキスト・学校の教科書)
- 指導スタイル(家庭教師主導・生徒の理解度に合わせる・生徒からの質問に対する指導)
- 時間配分(家庭教師が決める・生徒の要望に応じて決める・科目ごとに配分)
こういった要素の組み合わせで決まる、決めていくというのが正しい言い方です。
僕が担当させてもらった生徒は、基礎学力が十分ありました。
内容としては、
- すべての科目が指導対象
- 基礎学力の確認をしつつ、標準的なレベルの問題が確実に解けるように指導
- 学校から出される課題・生徒が買った市販のテキスト・僕が買った市販のテキスト
- 生徒からの質問に対して解法を教えていく指導スタイル
- 生徒の要望に沿った時間配分(偏りはこちらでも適宜修正)
アルバイトのやりがい・大変なところ

家庭教師のアルバイトで一番大切なポイントは、大げさに言ってしまえば「生徒の将来がかかっている」ことです。
「やりがい」と「大変なところ」は、表裏の関係にあります。
保護者も生徒も、最終目標は「成績のアップ」しかありません。
それを達成できなければ、家庭教師としては失敗の結果なのです。
達成できれば、家庭教師としての評価は合格。保護者からも生徒からも良い評価を頂けるのです。
そういった意味では非常に責任感の強い人しかできない職種だと言えます。
もちろん中には、強いメンタルを持った家庭教師も一定数います。
でも、生徒の成績が上がらなければプレッシャーに感じてしまう家庭教師の方が圧倒的に多いことでしょう。
自分の学力に見合った成績の生徒を担当することが大切です。
平均的な偏差値しかないのに、高偏差値の生徒を担当することは不可能です。
そういった点では、家庭教師の会社の集客力と采配が鍵を握っていますよね!
【本記事のまとめ】家庭教師アルバイトは自身の学力と責任感が求められる仕事

実際に、家庭教師のアルバイトを経験したことのある立場から、向き・不向きについて書きます。
✅人に教えることが好きな人
✅人に教えることが上手な人
✅年齢の上下問わず接することができる人
✅責任感の強い人
✅偏差値が中堅以上の大学に通っている基礎学力のある人
✅苦手科目がない人・苦手科目の数が少ない人
✅国公立大学に通っている人
✅短時間で高時給の仕事がしたい人
✅人から喜んでもらえることに大きな喜びを感じる人
✅平日・土日問わずにアルバイトができる人
✅平日の夕方から夜にかけて時間がある人
✅はきはきとした受け答えができる人
✅分からないことに対して、きちんと「分からない」と言える人
✅分からないことをそのままにしておくのが嫌な人
✅少々のプレッシャーに対してめげにくい人
✅多少の時間ならサービスで生徒に割いてもいいと思っている人
「こんな人にはしんどいかも?」には理由も記しておきます。
✅人に教えることが下手な人(自分の下手さ加減に嫌気がさしてしまいがちです)
✅アクティブな仕事がしたい人(静かな環境のなかで座ったまま行う仕事です)
✅人と接することが苦手な人(保護者・生徒の両方と接する仕事です)
✅責任感のない人・希薄な人(成績の向上に対する期待感に応えるべき仕事です)
✅基礎学力のない人(解法や学習の習慣を教えてあげる仕事です)
✅偏差値が標準を下回る大学に通っている人(教えられる生徒の幅がかなり狭くなってしまう)
✅私立大学に通っている人(数学を選択する生徒の場合に対応できないケースがある)
✅学校を卒業してかなりの年数が経過している人(カリキュラムが大幅に変わっています)
✅曜日や時間を限定して仕事がしたい人(生徒の希望時間とマッチするのが難しくなる)
✅平日の朝にアルバイトをしたい人(生徒は平日の夕方や土日に指導を希望することが多い)
✅自信がなさそうな回答をする人(生徒や保護者からの信頼が得られにくい)
✅分からないことがあっても気にしない人(勉強の面では好ましくないこと)
✅少しでもプレッシャーがかかるのは嫌な人(学力向上に対するプレッシャーはあります)
✅マイカーやバイクなど自力移動できる手段がある人(生徒の家まで通いやすい)
✅所定の時間になったらすぐにアルバイトを終えて帰宅したい人(生徒を優先すべき)
生徒の数、教師の数がともに多いほど、細かいマッチングしやすいもの。
家庭教師のアルバイトをしたい人にとっては、登録生徒数が多いほどメリットがあります。
そういった点では、運営する会社の知名度や采配にも大きく左右されてしまいます。
1ヶ月間の収入を高いところで設定している人にとっては
指導する生徒のコマ数が多くなければいけません。
そのためには運営会社の知名度は非常に重要なのです。
多少の時間くらいであれば、指導時間をすぎていても、気にせず熱心に指導してあげられるくらいの気概は必要。
アルバイトであっても、非常にやりがいのある職種の1つが家庭教師です。
ただ、移動時間やコマ数を考えると高額な収入にはなりにくいケースが多いため、そのあたりのバランスはよく考えましょう。
本日は以上です。