ハローワークの種類が多くてよく分かりません。新卒応援ハローワークとわかものハローワークってどう違うんですか?
アドバイスさせていただきます。
・新卒応援ハローワークってどんなハローワークなの?
・わかものハローワークってどんなハローワークなの?
・新卒応援ハローワークとわかものハローワークの違いはどこにあるの?
ここ十数年でハローワークの組織も大きく変わってきました。
もともとは厚生労働省の下部機関として、各都道府県の労働局があり、ハローワークと労働基準監督署に分かれていました。
大きな枠組みは変わらないのですが、ハローワーク自体が増えたというよりは細分化が進んでいます。
その一部である「新卒応援ハローワーク」「わかものハローワーク」についてリサーチしました。
新卒応援ハローワークについて
新卒応援ハローワークについては、厚生労働省のサイトに書かれています。
新卒応援ハローワークは、大学・大学院・短大・高専・専修学校など(以下大学等)の学生・生徒の方や、これらの学校を卒業した方のためのハローワークです。
厚生労働省
各都道府県に1か所以上、全国では56か所に設置しています。
各都道府県に1ヶ所以上ありますが、都心部だから複数で、地方部だから1ヶ所とは限りません。
「新卒」と付いており、おもに学生を対象としたハローワークだと言えます。
基本的には新卒者(来春卒業予定者)、既卒おおむね3年以内(第2新卒者)が対象です。
「新卒応援ハローワーク」という名称ですが、ハローワーク内の1部門と捉えるのが自然です。
・エントリーシートや履歴書についての相談や添削指導が受けられる
・模擬面接や面接指導が受けられる
・全国の求人情報が検索できる
・就活フェアやセミナーへの参加ができる(全国で開催)
わかものハローワークについて
「新卒応援ハローワーク」と似ていますが、「わかものハローワーク」があります。
エリアによっては「わかもの支援窓口」「わかもの支援コーナー」と呼ばれるところもあります。
説明は、厚生労働省のサイトに書かれています。
わかものハローワーク(支援コーナー、支援窓口)は、正社員就職を目指すおおむね35歳未満の方がご利用いただけます。
厚生労働省
新卒応援ハローワークの対象は、学生および既卒3年以内の人なので18~25歳くらいの求職者でした。
一方、わかものハローワークは25~35歳くらいの求職者をターゲットとしていると言えます。
・全国の求人情報が検索できる
・就職後のフォローまで行ってくれる(ブラック企業に対する相談も可能)
・正社員就職のためのスキルアップ支援を行ってくれる
【まとめ】新卒応援ハローワーク、わかものハローワークのちがいまとめ
2つのハローワークの違いをまとめてみました。
新卒応援ハローワーク | わかものハローワーク (支援窓口、支援コーナー含む) | |
設置数(全国) | 56ヶ所 | 217ヶ所 わかものハローワークは22ヶ所 |
利用料 | 無料 | 無料 |
対象 | 学生 既卒3年以内(目安) | 35歳未満(目安) |
就職支援ナビゲーター | 専属 | 専属 |
求人情報 | 全国の情報が閲覧可能 | 全国の情報が閲覧可能 |
模擬面接 | ○ | -(明記なし) |
就職後のフォロー | -(明記なし) | ○ |
ポイント | 学生が対象となっている | 若年層の正社員雇用を目標 |
対象となる人以外の面で、2つのハローワークに大きな違いはないと言えます。
独立したハローワークというよりは、各都道府県・市にあるハローワークの1部門と考えた方が良いです。
・わかものハローワークは35歳未満の若年者向けのハローワーク
・新卒応援ハローワークもわかものハローワークも全国ネットで求職者の支援をおこなっている
・専属サポーターが支援してくれるので一貫した指導やアドバイスが受けられる
・新卒応援ハローワークもわかものハローワークもハローワークの1部門と考えてよい
本日は以上です。