indeedに頼らないメディア運営をするディップ株式会社の方針

どの求人サイトもindeedとの連携を強化してますよね?
やはり最近のトレンドなのですか?

たしかにトレンドですが、独自の路線で進む会社もあります。
それがディップ株式会社です。

2021年2月中旬に1通のメールが届きました。

バイトルとバイトルNEXT、はたらこねっとの求人案件はindeedとの連携を今後やめる方針という内容でした。

連携をやめるということは、indeedで求人検索をしてもヒットしなくなってしまうということです。

最近はindeedとの連携を強化するメディアが多い中で、完全な独自路線だと言えます。

本記事の内容
・バイトル、バイトルNEXTがindeedとの連携をやめた理由はなんなの?
・ディップが運営する他のサイトはどうなの?
・今後、他のサイトにも波及していくの?

バイトルのユーザー登録を済ませている人に対して一括送信されたメールです。

引用 バイトルメールマガジン

情報の詳細を確認

届いたメールからバイトルマガジンを確認しました。

ポイント
・バイトル、バイトルNEXTの求人情報が閲覧できるのは「バイトル」「バイトルNEXT」のみ
・はたらこねっとの求人情報が閲覧できるのは「はたらこねっと」のみ
・2020年10月からindeedへの掲載をストップ(連携停止)
・理由はindeedの掲載基準(低)とバイトル・はたらこねっとの掲載基準(高)の差

バイトル、はたらこねっとの求人情報は、2020年10月からindeedに掲載されていません。

その理由を考えてみます。

  1. indeedを通じたサイト訪問に対する不安(ブランディングの低下
  2. indeed対策にかかる相当のコストに対する懸念

サイトブランディングの低下に対する懸念が大きいはずです。

indeedを優先し過ぎると、indeed経由での訪問者が増えるばかりで、そのサイトの存在意義が薄くなってしまいます。

それに追い打ちをかけるのがコスト面の問題でもあります。

indeedのようなクリック広告よりも、もっと違うところに投下した方がいいと判断したのでしょう。

【本記事のまとめ】indeedに奪われたブランディング力の回復のための取り組みをしているのがディップ株式会社

indeedが浸透するにつれて、各求人サイトのブランディングが落ちてしまいました。

それに輪をかけて、indeedエントリー(簡易応募)の導入拡大によって、サイト流入の分析も正しくできなくなってしまいました。

求人サイトの「an」がサイトクローズとなってしまった理由の1つがindeedにあると言われています。anからではなく、indeedからの流入がメインとなり、自社サイトである「an」の存在意義が低下してしまったのです。

最近はとにかくindeedという傾向が強いので、ディップの独自路線は良いきっかけになるはずです。

ただし、ディップが運営する以下のサイトではまだ連携が続いています。

● ナースではたらこ

● バイトル採用ページコボット

● バイトルマスター(2022.10.31サービス終了)

● バイトルPRO

脱indeedの取り組みはどこの会社でも真似できる取り組みではありません。

indeedに頼らずしても運営できるだけのメディア力を持ったサイトや運営会社でなければできない取り組みなのです。

本記事の内容
・バイトル、バイトルNEXTがindeedとの連携をやめた理由はなんなの?
・ディップが運営する他のサイトはどうなの?
・今後、他のサイトにも波及していくの?
本記事のまとめ
・バイトル、バイトルNEXT、はたらこねっとはindeedとの連携を停止している
・ナースではたらこ、バイトルPRO、バイトル採用ページコボットはindeedとの連携を継続したまま
・indeedとの連携停止はブランディング回復のための措置だと言える
・indeedありきの求人業界に一石を投じたのがディップの取り組みだと言える

本日は以上です。

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