求人募集をしたいと考えています。
でも、どの求人サイトに掲載したらいいのか悩みます。
たしかに掲載するサイト選びは迷うものです。
とはいっても、迷っていても仕方ありません!
いろんな観点から選ぶといいですよ!
・SimilarWebについて
・SimilarWebで見ることができるデータ
・SimilarWebの信憑性について
日本国内だけで見ても、たくさんの求人サイトが運営されています。
もちろん、全てのサイトに同時に掲載して求人募集することは、まず不可能です。
コストがかかりすぎます。
一方、就職を希望する人が、全てのサイトに求職者登録をして、仕事を探すことも現実的ではありません。
いちいち全てのサイトを閲覧して、応募できるほどの時間的な余裕がないからです。
求人サイトの選び方が全く分からないという人にお薦めするのがSimilarWebです。
シミラーウェブという名前の解析ツールです。
信憑性に疑問点もあると指摘もされていますが、サイト選びのツールとしては十分でしょう。
派遣会社において、求人メディアは毎日のように使用しています。
でも、確実に正しい選択肢を選べているかどうかの判断はできません。
掲載していない求人サイトもたくさんあるなかで正しい回答は、
出ないはずです。
SimilarWebについて

SimilarWebは、有力なアクセス解析ツールの1つです。

ウェブの知識がない人や個人的に使う人は無料版を利用するケースが多いです。
今回は無料版に絞った形で記事を書かせてもらいました。
僕はSimilarWebの無料版を使っていますが、無料版でも十分すぎるほどの内容です。
・自社サイトのSEO対策、競合ライバル会社のサイト分析などに活用されている
・アカウント作成し、初めての利用であれば有料版が無料で一定期間内、利用できる
・一定期間が経過して有料版が使えなくなったとしても、無料版は継続して利用することができる
SimilarWebのここがスゴイ

サイト解析のために多く使われているツールは、一般的にGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)です。
ブログを運営している人にとっては、基本というか必須のツールだと言えます。
でも、Googleアナリティクスだと、自分が所有権を持っているサイトの解析しかできません。
サイトソースのなかに分析用のコードを埋め込む必要があるからです。
・訪問デバイスの分析(PC・モバイル)
・サイトランキング(グローバルランク・国内ランク・カテゴリー別ランクの3ランキング)
・月間セッション数
・サイト滞在時間
・1訪問あたりのPV数
・直帰率
・流入チャネル(ダイレクト、オーガニック、SNS、有料広告などの項目ごと)
・国別利用者
・検索種別(オーガニック・有料)
・検索キーワード(上位5位)
・リファラルサイト(上位5位)
・リファラルカテゴリー(上位5位)
・流出先のリンク(上位5位)
・SNSトラフィック
・ディスプレイ広告の概要
有料コンテンツもあるため、無料アカウントでは
確認ができないものも多数含まれます。
一定数のアクセスがあるサイトであれば、おおまかな数値が表示されます。
サイトによっては全部の項目がしっかり書かれているわけではありません。
精度については、当然賛否がありますので、完全に信用するのは控えた方が良いでしょう。
また、SimilarWebでは、サブディレクトリ形式のURLは正確な分析はできません。
とくにチェックするべき項目

求人サイト選びの最初の段階で、とくに大切にするべき項目は3点あります。
会社側であっても、求職者側であっても、着目すべき点は、実はそれほど変わらないのです。
- 直近3ヶ月間の合計訪問数
- 上位リファラルサイト
- 流入チャネル
理由も併せて書きます。
直近3ヶ月間の合計訪問数
合計訪問者数に着目すべき理由は、サイトの活況度を測るためです。
利用者数が多ければ多いほど、仕事に応募する人も増えます。
相乗効果として、募集をする会社や掲載案件の数も増えますので一番大事にすべき項目だと言えます。

訪問数が小さいから、評価も比例して悪いということではありません。
でも、だいたい相関関係にありますよね!
少なくても前回よりも大きくプラスであれば伸びしろがあります。
プロモーションによって数字は大きく変わりますので客観的に見てあげる必要があります。
特化型の求人サイトは、アクセス数も少なくなりがちです。
上位リファラルサイト
リファラルサイトに着目すべき理由は、アグリゲーションサイトとの連携状況を測るためです。
最近は、求人サイトに直接訪問するより、アグリゲーションサイトを経由する方が主流になりつつあります。
アグリゲーションサイトと連携が取れていることで応募獲得もしやすいと言えます。

ソーシャルトラフィック
ソーシャルトラフィックとは、どこのSNSから流入してきているかというものです。
着目すべき理由は、サイトの隠れた実力を測るためです。
SNSからの流入が盛んな場合は、プロモーションの有無や大小にもよりますが、応募獲得に繋がる可能性が高まります。
SNSから、直接的に応募へ繋がるケースはごく少数。
ただ、訪問者の頭になかにぼんやりと残り、どこかで思い出したときに応募へと還ってくるのが1つの特徴です。
プロモーション広告を実施している場合は、運用が上手くいっている・いってないを読み取る指標にもなります。

SimilarWebで2つの求人サイトを比較
ユーザーの対象が、よく似ている「工場ワークス」と「ジョブコンプラス」を比較しました。
業界での知名度の高さもほぼ
項目ごとにまとめました。
チェックした項目 | 工場ワークス | ジョブコンプラス |
訪問数(直近3ヶ月) | 2,189,300 | 3,234,100 |
上位リファラルサイト (求人検索サイトに限定) | indeed:4位(11.18%) Yahoo!仕事検索:5位(6.41%) | indeed:2位(29.73%) |
流入チャネル | オーガニック検索(80.39%) 有料検索(0.09%) ディスプレイ広告(0.40%) | オーガニック検索(83.15%) 有料検索(0.12%) ディスプレイ広告(0.11%) |
総評 | Yahoo!仕事検索からの 流入が狙える。 ディスプレイ広告の 割合が高いのも魅力。 | リファラルサイトの 2位がindeedなのは 高評価。 オーガニック検索の 割合が高く、 サイト実力は高い。 |
リライトの際に、もう一度調べてみました。
チェックした項目 | 工場ワークス | ジョブコンプラス |
訪問数 (直近3ヶ月) | 773,561 | 1,100,000 |
上位リファラルサイト (求人検索サイトに限定) | indeed:3位(18.74%) 求人ボックス:4位(7.57%) | スタンバイ:1位(47.98%) 求人ボックス:2位(27.90%) |
ソーシャルトラフィック (最上位) | YouTube(43.93%) | Twitter(63.23%) |
総評 | indeedからの流入が期待できる。 訪問数は前回よりも大幅ダウン。 | SNSはTwitterからの流入が多い。 indeedとの相性は全然良くない。 |
数値だけの最新結果です。
チェックした項目 | 工場ワークス | ジョブコンプラス |
訪問数(直近3ヶ月) | 311,299 | 955,209 |
上位リファラルサイト (求人検索サイトに限定) | indeed:1位(31.76%) | 求人ボックス:1位(27.04%) |
流入チャネル (上位2位) | オーガニック検索(61.46%) ダイレクト検索(29.19%) | オーガニック検索(62.14%) ダイレクト検索(28.02%) |
もし、データだけで判断を求められるのであれば、
応募側であっても会社側であっても、
僕は「ジョブコンプラス」を選びますね。
SimilarWebの結果だけであれば、「ジョブコンプラス」が優位です。
理由は2点あります。
- 訪問者数が工場ワークスよりも圧倒的に多い
- 最近はすべてindeedに偏っているので求人ボックスの活用が魅力的に映る
【本記事のまとめ】メディア選定の第一歩としてSimilarWebを使うこと有効的だと言える

判断材料がない状態でいろいろなサイトを調べたり、比較検討することは非常に難しいです。
ましてや、アクセス数などはふつうに調べることができません。
メディア会社からもらえる案内資料とは違った目線からのチェックも必要になります。
求人サイトごとにアクセス数を表記しているのを見かけます。
とは言っても、正確な数値かどうかは判断ができないですよね!
SimilarWebのデータは有効活用するべきですが、1つ1つの数値にこだわり過ぎるのもマイナスです。
あくまでも参考程度に、使用することをオススメします。
現に、分析で使っていても「本当に正しい?」と感じることも多々あります。
いずれにせよ、ふつうに見られない数値を見れるので「ラッキー」くらいのスタンスで使いましょう。
・SimilarWebについて
・SimilarWebで見ることができるデータ
・SimilarWebの信憑性について
・訪問者数が多ければ、掲載社数・掲載件数が伸びて、相乗効果が高まる
・自己所有でないサイトであってもある程度の分析ができるのがSimilarWeb(シミラーウェブ)
・Similar Webは無料版であっても十分活用ができるが信憑性に欠けるという指摘もある
・とくに注目すべき点は、①アクセス数・②リファラルサイト・③ソーシャルトラフィック
・SimilarWebの表面上の数字だけに捕らわれすぎず、総合的な判断を行うべき
本日は以上です。