求人募集をするのですが、どの求人サイトに掲載したらいいのか悩みますね。
たしかに掲載するサイト選びは迷いますよね。
迷っていても仕方ないので、いろんな観点から選ぶといいですよ!
・SimilarWebについて
・SimilarWebで取れるデータ
・SimilarWebの信憑性
派遣会社でメディアは毎週のように使っています。
でも、確実に正しい答えを選べているかどうかは判断が難しいです。
日本国内だけで見ても、たくさんの求人サイトが運営されています。
全てのサイトに掲載して募集をすることは、コスト面で見ても現実的ではありません。
一方、就職を希望する人が、全部のサイトに登録をして仕事を探すことも、同様に現実的ではありません。
求人サイトの選び方が全く分からないという人にお薦めするのがSimilarWebです。
信憑性に疑問点もあると指摘もされていますが、サイト選びのツールとしては十分です。
SimilarWebについて
SimilarWebは、シミラーウェブと読みます。
僕はSimilarWebの無料版を使っていますが、無料版でも十分すぎるほどです。
・自社サイトのSEO対策、競合ライバル会社のサイト分析などに活用されている
・アカウント作成し、初めての利用であれば有料版が無料で一定期間だけ利用できる
・一定期間が経過して有料版が使えなくなったとしても、無料版は継続して利用できる
ウェブの知識がない人や個人的に使う人は無料版を利用するケースが多いです。
今回は無料版に絞った形で記事を書かせてもらいました。
SimilarWebのここがスゴイ
サイト解析のツールとして多く使われているのはGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)があります。
ブログを運営している人にとっては基本というか必須のツールです。
でも、Googleアナリティクスは自分が所有権を持っているサイトの解析しかできません。
ソースのなかにコードを埋め込む必要があるからです。
・訪問デバイスの分析(PC・スマホ)
・サイトランキング(グローバル・国内・カテゴリー別の3ランキング)
・月間セッション数
・サイト滞在時間
・1訪問あたりのPV数
・直帰率
・流入チャネル(ダイレクト、オーガニック、SNS、有料広告などの項目ごと)
・国別利用者
・検索種別(オーガニック・有料)
・検索キーワード(上位5位)
・リファラルサイト(上位5位)
・リファラルカテゴリー(上位5位)
・流出先のリンク(上位5位)
・SNSトラフィック
・ディスプレイ広告の概要
一定数のアクセスがあるサイトであれば、おおまかな数値が表示されます。
サイトによっては全部の項目がしっかり書かれているわけではありません。
精度については賛否ありますので、完全に信用するのは控えた方が良いでしょう。
また、サブディレクトリ形式のURLは分析ができません。
とくにチェックするべき数値
求人サイト選びの最初の段階で、とくに大切にするべき項目は3点あります。
会社側であっても、求職者側であっても、着目すべき点はそれほど変わりません。
- 直近3ヶ月間の合計訪問数
- 上位リファラルサイト
- 流入チャネル
理由も併せて書きます。
直近3ヶ月間の合計訪問数
合計訪問者数に着目すべき理由は、サイトの活況度を測るためです。
利用者数が多ければ多いほど、仕事に応募する人も増えます。
相乗効果として、募集をする会社や掲載案件の数も増えますので一番大事にすべき項目です。
訪問数が小さいから評価しないということではありません。
少なくても前回よりも大きくプラスであれば伸びしろがあります。
プロモーションによって数字は大きく変わりますので客観的に見る必要があります。
特化型の求人サイトは、アクセス数も少なくなりがちです。
上位リファラルサイト
リファラルサイトに着目すべき理由は、アグリゲーションサイトとの連携状況を測るためです。
最近は、求人サイトに直接訪問するより、アグリゲーションサイトを経由する方が主流になりつつあります。
アグリゲーションサイトと連携が取れていると応募の確保もしやすいです。
ソーシャルトラフィック
ソーシャルトラフィックに着目すべき理由は、サイトの隠れた実力を測るためです。
SNSからの流入が盛んな場合は、もちろんプロモーションの有無にもよりますが、応募獲得に繋がる可能性が高まります。
SNSから応募に直接つながるケースはごく少数ですが、頭になかに残り、どこかで思い出したときに応募に還ってくるのが1つの特徴です。
有料プロモーション広告を実施している場合は運用が上手くいっている、いっていないを読み取る指標にもなります。
SimilarWebで2つのサイトを比較
ユーザーの対象がよく似ている「工場ワークス」と「ジョブコンプラス」を比較しました。
業界での知名度もよく似ています。
項目ごとにまとめました。
チェックした項目 | 工場ワークス | ジョブコンプラス |
訪問数 (直近3ヶ月) | 2,189,300 | 3,234,100 |
上位リファラルサイト (まとめサイトに限定) | indeed:4位(11.18%) Yahoo!仕事検索:5位(6.41%) | indeed:2位(29.73%) |
流入チャネル | オーガニック検索(80.39%) 有料検索(0.09%) ディスプレイ広告(0.40%) | オーガニック検索(83.15%) 有料検索(0.12%) ディスプレイ広告(0.11%) |
総評 | Yahoo!仕事検索からの 流入が狙える。 ディスプレイ広告の 割合が高いのも魅力。 | リファラルサイトの 2位がindeedなのは 高評価。 オーガニック検索の 割合が高く、 サイト実力は高い。 |
データだけ見れば、応募側でも、会社側でも、個人的には「ジョブコンプラス」を選びます。
理由は2点
- indeedとの連携が、工場ワークスよりも魅力的
- 3ヶ月間のアクセス数が、工場ワークスよりも高い
リライトの段階で、もう一度確認してみました。
チェックした項目 | 工場ワークス | ジョブコンプラス |
訪問数 (直近3ヶ月) | 773,561 | 1,100,000 |
上位リファラルサイト (まとめサイトに限定) | indeed:3位(18.74%) 求人ボックス:4位(7.57%) | スタンバイ:1位(47.98%) 求人ボックス:2位(27.90%) |
ソーシャルトラフィック (最上位) | YouTube(43.93%) | Twitter(63.23%) |
総評 | indeedからの流入が期待できる。 訪問数は前回よりも大幅ダウン。 | SNSはTwitterからの流入が多い。 indeedとの相性は全然良くない。 |
【本記事のまとめ】メディア選定の第一歩としてSimilar Webはかなり有効的
判断材料がない状態でサイトを調べたり、比較検討することは非常に難しいもの。
メディア会社からもらえる案内資料とは違った目線からのチェックも必要になります。
SimilarWebのデータは有効活用するべきですが、1つ1つの数値にこだわり過ぎるのも良くありません。
あくまでも参考程度に見比べることをオススメします。
現に、分析で使っていても「本当に正しい?」と感じることも多々あります。
・SimilarWebについて
・SimilarWebで取れるデータ
・SimilarWebの信憑性
・サイトの活況度はサイトへの訪問数である程度分かるもの
・自己所有でないサイトでもある程度の分析ができるのがSimilarWeb
・Similar Webは無料版であっても十分活用ができるが信憑性に欠けるという指摘もある
・とくに注目したいのは、①アクセス数・②リファラルサイト・③ソーシャルトラフィック
・SimilarWebの表面上の数字だけに捕らわれすぎず、総合的な判断を行うべき
本日は以上です。