不良URLがエクスペリエンスで大量発生した場合の対応について

Googleサーチコンソールで不良URLが
大量に発生しています。
放置するのは良くないですか?
どうしたらよいでしょうか?

僕はエンジニアではありませんので、
まずはいろいろ調べてみましょう。

本記事の内容
✅不良URLとは?
✅不良URLが発生する原因は?
✅エンジニアでなくてもできる対策はある?
✅どういった対策が正解なの?

僕は、エンジニアではありません。

だから、サイトの解析ツールを見ても、原因が何なのか、改善方法は何なのかが分かりません。

それどころか、表示される用語の意味すら分からず、何が書いているのか分からないことも多々あるもの。

今回、Googleサーチコンソールのある項目の中でエラーが出ているのを発見しました。

知識のない、非エンジニアなりの改善で取り組んでみます。

たまたま見つけてしまった「不良URL」

どんな指標を見たらいいのかすら分からない僕には、Googleサーチコンソールの活用が全然できていません。

✅(期間内の)表示回数の変動

✅(期間内の)クリック数の変動

✅キーワードと平均順位の変動

✅ページインデックス

✅被リンクの有無

✅大きな問題が発生していないか?(手動による対策・セキュリティの問題)

正直に言うと、こうした点をときどき見ている程度です。

今回、たまたまエラーを見つけてしまいました。

サーチコンソールのサイドメニューから入っていきます。

引用 Google Search Console

「エクスペリエンス」の「ウェブに関する主な指標」です。

引用 Google Search Console
引用 Google Search Console
引用 Google Search Console
ポイント
・不良URLがモバイルだけに大量発生している
・2025/1/3から2025/1/4になった時点で「改善が必要なURL」から「不良URL」に変わっている
・モバイルは良好なURLが1つも存在しない
・PCはすべて良好なURL
・不良URLに変わってから3ヶ月経過したが、改善される兆候は全く見られない

不良URLについて

そもそも「不良URL」という概念が分からない人も多いはず、僕自身もそうです。

モバイルのグラフにある「レポートを開く」をクリックします。

引用 Google Search Console

全部が不良URLなので、大丈夫?って
思ってしまいますね。

引用 Google Search Console

良好なURLと判断されなかった理由のところにヒントがありそうです。

「CLSに関する問題」があるとのこと。

サーチコンソール同様に、Googleの公式ツールである「PageSpeed Insights」を使って計測してみます。

引用 PageSpeed Insights
引用 PageSpeed Insights

やはりPC(デスクトップ)ではなく、モバイル(携帯電話)に何か問題がありそうです。

指摘を受けた「CLSに関する問題」の「CLS」は、青線で囲んだ「Cumulative Layout Shift」の略称みたいです。

レイアウトのシフト?
レイアウトが動くのでしょうか?

もうここまでくると、非エンジニアにとっては
何が何だかわからないものです。

不良URLを生み出したCLSに関する問題の解決方法

非エンジニアにとっては、ハードルが高いもの。

まずは、なんとなくでも良いので、分かるものから対策を行っていくこととします。

テンナラで紹介されていた対策

テンナラ」というサイトによれば、方法は3つ。

紹介されていた対策方法非エンジニアの自分にできたこと
画像のサイズをimgタグに指定する画像の大きさは一定の幅(650px)で統一。過去記事すべてを統一しているわけではありません。リライト時に、ワードプレスの右サイドバーでブロックの箇所から、650と設定しています。
ズレの原因となるCSSのインライン化を行う対策方法を読んだものの、非エンジニアには理解が難しいため、いったんそのままにしています。
広告エリアをあらかじめ確保しておくGoogle Adsenseによる広告出稿は自動広告で対応しています。Adsense広告の表示回数が激減することが想定されますが、いったん広告エリアを決めて、手動広告での配信に変更しました。
引用:株式会社グランネット

聞きなれない用語ばかりですね。
非エンジニアにとっては苦労します。

サクラサクで紹介されていた対策

サクラサク」というサイトによれば、方法は

紹介されていた対策方法非エンジニアの自分にできたこと
画像の表示サイズ(width・height)を指定する幅だけは650pxサイズで指定済み。ただし、見出し文の下に挿入している画像については、サイズ指定を一切行っていません。
広告の表示場所や設定を変更するGoogleAdsenseの自動広告は停止。すべて位置を決めた上で、手動広告に変更しました。
動的コンテンツの表示場所や設定を変更する動的コンテンツは使用していません。
CLSのずれの原因になるCSSを最適化する現在の知識ではCSSを触ることはできないため、そのままにしました。
Webフォントの設定を変更するWEBフォントを使用している認識はあるものの、いまいち何か分からないため、そのままにしました。
引用:サクラサクマーケティング株式会社

2つ目のサイトを訪問しましたが、
共通する項目も含まれていました。

非エンジニアの方であれば、皆同じことを思うかもしれません。

いちばん簡単にできる対策と言えば、「Google広告」に関することであるはずです。

表記のとおり、自動広告をやめました。

引用 Google Adsense

対策をしたことで起きた変化

Googleの自動広告配信を停止した結果、大幅に改善されました。

引用 Google Search Console

✅モバイルにおいて確認された「不良URL」がすべて「良好URL」となりました。

✅最初の確認の後で出現したPCにおける「改善が必要なURL」がすべて「良好URL」に戻りました。

モバイルもPCもすべて良好URLとなっているとホッとしますね!

引用 Google Search Console

PageSpeed Insightsの結果も大幅に改善されました。

まずはモバイルの結果です。

引用 PageSpeed Insights
対策前対策後
Largest Contentful Paint (LCP)3.9秒2秒
Interaction to Next Paint (INP)なしなし
Cumulative Layout Shift (CLS)0.510
First Contentful Paint (FCP)3.8秒1.6秒
Time to First Byte (TTFB)1.8秒0.9秒

すべての数値が改善されています。

問題の原因となっていたと思われる「CLS」の数値は0になりました。

続いて、PCの結果です。

引用 PageSpeed Insights
対策前対策後
Largest Contentful Paint (LCP)2.2秒1.6秒
Interaction to Next Paint (INP)35ミリ秒36ミリ秒
Cumulative Layout Shift (CLS)0.030
First Contentful Paint (FCP)2.1秒1.4秒
Time to First Byte (TTFB)1.6秒0.9秒

全体を眺めてみると、モバイルにおける数値ほど改善は出来ていませんが、「CLS」は0になった点は好材料です。

【本記事のまとめ】Google自動広告が原因で不良URLが大量発生していたと思われる

今回は、Googleサーチコンソールにおいて大量発生した「不良URL」について書かせていただきました。

何かの変更を加えてから発生したのではなく、Google広告における自動広告設定に原因があったと思われます。

サイトの内部で何かトラブルがあったときに、非エンジニアの管理者にとってできることは限られています。

今回は、Google広告における自動広告設定を停止したところ、すべての「不良URL」を「良好URL」に戻すことができました。

ただし、新たに大きな問題が発生してしまいました。

自動広告を停止したことで、Google Adsenseの収入も大きく落ち込む結果となりました。

不良URLが大量発生することで、明らかに何かのトラブルが生じるわけではありません。

サイトの使い勝手を優先するか、広告収入を優先するかは人によって判断が分かれるところですので、自分の好きなようにすれば良いでしょう。

本記事の内容(もう一度)
✅不良URLとは?
✅不良URLが発生する原因は?
✅エンジニアでなくてもできる対策はある?
✅どういった対策が正解なの?
本記事のまとめ
・不良URLとは何かといった説明は難しいが、大量発生すると気分のいいものではない
・不良URLがあることでサイトのCLSに問題を与えていると想定される
・エンジニアではない人ができる対策は超限定的
・Google広告の自動広告設定を停止したことで不良URLの問題は解消した
・サイトのユーザビリティを優先するか、広告収入を優先するかで取るべき対策が変わる

本日は以上です。

スポンサー広告