最近、景気も少しずつ上向きになってきたのかなと実感しています。そうすると必ず増えるのが営業提案の電話です。例年、4月以降は新入社員が増えることもあり、特に電話の本数が増えます。名前の聞いたことのある会社からそうでない会社まで、中には既に取引のある会社さんからもお電話をもらうことがあります。先日、とある会社さんからお電話をもらいましたので、記事にさせてもらいました。
目次
グループ会社にかかってきた1本の電話
僕は、グループ会社含めて3社の採用窓口を担当しています。2社は人材系の会社、1社は配送系の会社です。
面接まで対応することレアですが、求職者や広告会社の対応は日常的に行っています。
グループ会社に1本の営業電話がありました。電話番号を拝見すると、東京(03)からの電話でした。
番号は、「 03-6371-4267 」
キープスタッフ?キープスタッフィング?あまり気に留めなかったので、はっきり覚えていませんが、たしか「キープスタッフ」でした。
内容は、そこの会社が運営する採用システムを導入することによって、indeedに「常に」新着で上位表示をして応募者の獲得につなげるとのことでした。また、出稿する求人サイトはAIが決めるということ、また検索ワードもAIが最適なものを選定してくれるとのことでした。とにかく効率の良い採用を進めることができるので、導入することによって70%の経費削減が達成できるという提案でした。
電話で営業提案を受けるときに大事だと感じること
電話で営業訪問を受けるときに大切だなと思うことがいくつかあります。提案を受けながら同時にするべきことをいくつか書きます。①~⑤は必ずすべきことです。
- 提案を受けながら電話番号をネットで検索してリサーチしてみる
- 会社名をネット検索してさらにリサーチする
- サイトの紹介をされた場合は実際に見ながら提案を受ける
- 日ごろから営業を受けることに慣れておく
- 日ごろから採用に関する知識を身に付けておくこと
とくに相手のことを知るって、とても大切です。
会社を立ち上げたばかり、サイトを開設したばかりだとなかなか情報が分からないものです。そういった状況だと、そもそもお付き合いする意義が大きいかどうかという問題はありますが、これから長いお付き合いをする会社になるのですからリサーチは当然です。
知識がある人には強引に話を持っていきにくいものです。いろいろ勉強して、受け答えが難なくできるように知識を身に付けておくことこそ最終兵器だと思っています。
もちろんその場で即決は厳禁です。
受けた提案で感じた違和感みたいなもの
電話で受けた内容をもう一度、考え直してみます。
当社が運営するシステムを導入することで、indeedに「常に」新着上位表示をして応募者の獲得につなげます。出稿する求人サイトはAIが決める、またヒットする検索ワードもAIが最適なものを選定してくれるとのことです。とにかく効率の良い採用を進めることができるので、導入することによって最大70%の経費削減が可能です。
疑問を感じた点としては、大きく2点です
- indeedは新着したからといって必ず上位表示されるわけではないはず
- 検索する人やデバイスによって表示順位は変わるが、個々にAIが働くシステムなのか
質問させて頂いたところ、詳しい回答はzoomを通じて別の担当から説明させて頂くとのことでした。
zoomは会社の中で使用禁止されていること、できれば直接面談の機会を設けて頂きたい旨の話をしたところ、また改めるとのことでした。
電話番号と会社名はネット検索でヒットしませんでした
電話番号で調べるといろんな会社名でクチコミが書かれていました。
僕が聞いた会社名では出てきませんでした。またクチコミも酷いものが目立ちます。
こうなると本当に実在する法人なのかと怪しく思えてなりません。
どれだけ会社名や電話番号で検索しても、両方とも検索ヒットしない場合は、取引することは難しいと感じています。次回、同じ営業があればもう少し掘り下げてみてみたいと思います。
最近は、「無料で掲載できます」と言われて、掲載手続きを進めるといつの間にか課金が発生したなどといったトラブルも発生しているようで、会社としても採用担当としても、より慎重な行動が求められていると言えます。
相手の会社が信頼できるかどうかってものすごく大切です。
【まとめ】営業の人に負けない知識を日頃からつけておくこと
やはり大事なのは営業を受ける側の知識と経験だと思います。
知識がなければ、うまく丸め込まれてしまいます。採用というステージでやりたいこと、すべきことが明確に決まってないとブレてしまいます。
知識を付けて、軸が定まっていれば、すべきことも自然と決まってくるはずです。
日ごろから色々な面で自信を付けておきたいものです。
本日のまとめ 頂いた1本の営業電話について記事にさせてもらいました。営業スタッフの方って、口が上手なので丸め込まれてしまわないように、日ごろから知識を身に付けておきたいものです。相手の会社が信頼できる存在かどうかを判断するためにも、新規の会社さんの場合には営業を受けながらリサーチしてみるのも良いの方法です。
本日は以上です。

ひーすけ主任
- 会社説明会3,000名
- 面接1,000名
- 電話応対25,000名
人材会社に在籍しています