【活用すべきツール】無料で使えるLINE公式アカウント

採用に使えるツールでなにか良いものを知っていますか?
軌道に乗るまでは無料で運用したいです。

アドバイスさせていただきます。

この記事の内容
 ・採用に使えるいいツールってなにがあるの?
 ・無料ツールでなにかいいものはあるの?
 ・どんな基準でツールを選んだらいいの?

採用が順調に進まない、難しい時代背景になってくると応募者の全体総数は減少します。

当然の理論です。

応募者の数が減るということは、1人1人の応募者をより大切にする必要があるということにつながります。

ただし、採用の基準・水準を落として、より多くの人を採用するということと同義ではありません。

大切にするというのは、「応募離脱を防ぐ」ことに尽きます。

応募の離脱の比率

仕事に対して応募をしてもらうときに、応募からの「離脱」はある程度つきものだと言えます。

完全に「応募離脱ゼロ」にすることはできません。

ただし、離脱を減らす取り組みはいろいろあります。

応募離脱が起きるポイント
・ファーストコンタクトの前の応募辞退
・面接実施日までの応募辞退
・面接を受けた後の選考辞退
・採用決定後、入社当日までの入社辞退

比率だけで言えば、応募から面接実施日までの辞退がいちばん多いです。(下記①+②)

  • 応募受理後に会社から連絡をするものの、本人と連絡が取れない(①)
  • その後、連絡が取れない/辞退連絡がある/面接日の決定後に、応募辞退の連絡がある(②)
  • 決められた面接日時に来社しない(③)
  • 面接後に職場見学をして、自分に合わないと判断して辞退(④)
会社によって区分は変わるので、参考程度にお読みください。

少し参考データを出しておきます。

2022年応募総数(概数)①連絡が取れない②面接前の辞退③面接に来ない④入社辞退
3月320件55951015
8月250件4075129
9月360件5990109
参考データ(筆者調べ)

応募離脱の理由はいろいろあるもの、会社からの目線で不明なものも多くあります。

全体総数からすれば、①連絡が取れない、②面接前の辞退は改善が必要なポイントとなります。

応募離脱を防ぐために

応募離脱を完全に防ぐことは不可能です。

とくに他社募集に起因する応募辞退を防ぐことはまずできないもの。

それ以外の原因による辞退は少しの割合であれば防ぐことはできるかもしれません。

会社としては色々な対策を取り、その積み重ねをしていくことが大切なのです。

ポイント
・速やかに連絡を取る(スピード対応)
・丁寧な対応(繰り返し対応)
・メールでのやり取りで不要な着信は残さない(優しさ対応)
・メールやチャットでのやり取りを可能にする(低ハードル対応)
・応募者がメールを読んだ・読んでいないの管理(コントロール対応)

これらのポイントをカバーできるのが、LINEでの対応です。

チャット通話アプリとしては、ダントツのユーザー数を誇っているLINE。

また公式アカウントということで会社もアカウントを気軽に作ることができます。

状況によってはブロックすることも簡単にでき、求職者からの視点では申し分のないツールだと言えます。

ライン公式アカウント

チャット通話アプリとして1番メジャーなのは、やはり「LINE(ライン)」です。

ラインには会社や店舗で活用できるビジネスアカウントとも言える「ライン公式アカウント」があります。

公式アカウントとは言っても、基本的な機能や使い方は通常のラインとそんなに変わりません。

採用のフローにおいて十分活用できる機能は、赤線で囲った箇所になります。
・メッセージ配信機能
・チャット機能
・コール機能(電話機能)
といった機能がメインです。

公式アカウントの作り方

通常のラインの場合は、電話番号に紐づけられたアカウントです。

一方、公式アカウントはメールアドレスに紐づけられるため、有効なE-mailアドレスがあればアカウントの作成は可能です。

ここでアカウントの作成を行ってみます。

手続き自体はとても簡単です。

引用 LINE公式アカウント

「LINE公式アカウントをはじめる」をクリックします。

引用 LINE公式アカウント

アカウントの新規作成なので、「アカウントを作成」をクリックします。

引用 LINE公式アカウント
引用 LINE公式アカウント

自分のメールアドレスを入れて、送信ボタンをクリックします。

メール本文内のURLをクリックします。

引用 LINEから届いたメール

任意のユーザー名とパスワードを入力して、アカウント作成をします。

引用 LINE公式アカウント

順番に入力していき、確認をクリックします。

引用 LINE公式アカウント

最終確認のページが出てきます。

引用 LINE公式アカウント

問題がなければ、完了をクリックします。

引用 LINE公式アカウント

公式アカウントなので「@」から始まるアカウント名になります。

引用 LINE公式アカウント

このような管理画面が表示されていれば、問題なくアカウントの作成が完了しています。

あとは候補者も含めた応募者や面接予定者とのやり取りにLINEを活用していくだけです。

状況によっては入社後でもやり取りが可能です。

LINEを使ったやり取りにおける課題

本日はLINE公式アカウントを作って応募者とのやり取りに活用をしましょうという内容の記事でした。

活用ができれば大きな武器になるのは確実ですが、課題もたくさんあります。

問題点
・会社が運営する公式アカウントだと認知されるまでに時間がかかる
・チャットでの対応に時間がかかるようだとチャット機能の意味がない
・質問に対して答えられないと問い合わせをしてきた人の不満が残る
・チャットでのやりとりにはコンプライアンスやリテラシーが求められる
・チャットを通じてクレームが送られてきた時の担当者選任と対応方法

LINEだけに限らず、メールやほかのチャットでのやり取りでも同じことが言えます。

社内のスタッフ、誰でも対応をするというよりは、メンバーを絞ってLINE運用をしていくことをおすすめします。

また、チャットボットの活用事例を参照に運用をしていくのも方法の1つです。

【まとめ】LINE公式アカウントは応募者離脱防止の良いツールだが運用には注意点もある

応募離脱を防ぐ有効な手法としては、

  • 対応スピードを上げる
  • 親切で細やかな対応をする
  • 電話よりもハードルの低い問合せ手段を用意する

この3点がとくに大切になります。

LINEはこれらの必要事項をすべて兼ね備えていると言えます。

また、公式アカウントということで、メールでのやり取りよりも多くの求職者に活用してもらえる可能性も高いです。

デメリットをしっかり把握したうえで、上手く運用しましょう。

本記事のまとめ
 ・LINE公式アカウントの運用にはメリットもデメリットもある
 ・総じて言えばLINE公式アカウントはメリットの方が大きい
 ・応募者と気軽にやり取りをすることで応募離脱への効果が期待できる
 ・LINE公式アカウント自体は簡単に作成ができる

本日は以上です。

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