エアワークはなぜ無料で利用できるのですか?
運営しているリクルートは慈善事業ではないですから、きちんとした理由があるんですよ。
本記事の内容
・エアワークについて・エアワークが無料で利用できる理由
・リクルートはエアワークを利用してどういった収益を上げようとしている?
リクルートが採用のベースとして展開しているツールに「エアワーク」があります。
どういったツールなのかという説明も含めて記事を書かせていただきます。
エアワーク(AirWORK)について
エアワークは採用ホームページ機能を備えた採用管理システム(ATS)です。
商品紹介のページからもなんとなく想像が付きますが、採用管理に軸足を置いたツールだと言えます。
会社の求人が求職者の最大7割に届く、というのはあくまでも有料オプションを使って求人掲載したときの話です。
基本的な使用だけであれば、すべて無料で使うことができます。
ポイント
✅エアワークで作った求人案件は基本的にindeedに転載されて初めて人の目に触れることになる✅indeedの掲載ポリシーがあるため、必ずしもindeedに転載・掲載されるかどうかは分からない
✅単なる転載だとindeedの無料広告なので表示回数としても少なく、応募効果が期待できない
✅エアワークはindeed PLUSのための箱に過ぎない
なお、エアワークと言う求人サイトがあって、そこに各社の募集案件が掲載されているわけではありません。
あくまでもオウンドメディアとしての求人サイトを各社が持ち、その案件がindeedに転載されて募集を集めるといったイメージを持てばいいです。
エアワークが無料で使用できる理由
リクルートとしては、エアワークはただの「箱」。だから無料で使わせてもらえるだけなのです。
indeed PLUSなどの有料オプションを使ってもらう前段階としての提供なのです。
- エアワークのアカウント作成
- エアワークでの求人掲載
- indeedでの無料掲載(案件にもよるものの十分な表示回数ではない)
- 十分な応募効果が期待できない
- 有料オプションを使っての掲載を検討
- 有料広告の運用を開始
アカウントを作成した段階で、こうしたマネタイズの流れがすでに構築されているのです。
indeed PLUSの運用がスタートされる前の数ヶ月の間、リクルートと代理店による強い営業展開によりエアワークアカウントの開設数の増加や公開案件の増加につながりました。案件を1件掲載するごとに1,000円の報酬が専属の代理店に支払われるといったこともありました。
【本記事のまとめ】エアワークの基本使用料は無料だが、有料で利用しないと応募効果はあまり期待できない
基本的な使用であればエアワークは無料で活用できます。
ただ、「求人募集」というところにスポットを当てる場合、無料での利用であれば応募効果はあまり期待できません。
マネタイズの上手なリクルートはそれを十分理解しているため、最初は無料で利用を可能にしているだけなのです。
本記事の内容(もう一度)
・エアワークについて・エアワークが無料で利用できる理由
・リクルートはエアワークを利用してどういった収益を上げようとしている?
本記事のまとめ
・エアワークはリクルートが提供する採用管理システム・基本的な利用は無料で行うことが可能
・求人募集まですべて無料で行うのは難しい、そのため有料への切り替えが勧められる(営業の既定路線)
・indeedで有料広告を運用してもらうことを視野に入れているので、最初のうちは無料で利用できるだけ
本日は以上です。