クチコミより面接時に自分が受けた会社の印象を大切にすべき

転職志望度の高い会社の評判が気になってしまいます。
クチコミサイトばかり見ていると少し不安になりますよね。

転職活動の経験も、面接官の経験も両方ある立場からお伝えします!

転職活動を進めるうえで、転職希望者が不安に感じることの1つが新しい会社の「職場環境」。

慣れ親しんだ会社から離れて新しい環境でスタートすることについての不安は、誰しも少なからず持つもの。

会社は入社してみないと分からないとよく言われます。

たしかにいちばんの正論ですが、事前に調べる方法はいくつかあります。

本記事の内容
・会社の評価を調べる方法
・クチコミサイトの信憑性
・クチコミサイト以外の参考にするべき情報源

転職するときに不安に感じること

転職を希望する理由は人それぞれです。

一般的によく言われることを挙げてみました。

面接試験でよく聞く転職理由
・給与面での不満がある(給与水準が低い)
・休日をしっかり取りたい(希望通りに休むことができない、休日が少ない)
・残業が多すぎる(家族との時間を大切にしたい、自分の余暇に充てたい)
・人間関係が悪い(上司と合わない、周囲とのストレスを感じる)
・通勤に時間がかかり過ぎる(生産性が悪い、時間がもったいない)
・仕事内容が合わない(向いていないと感じる、他の仕事がしたい)
・自分で事業を始めたい
・新しいことや職種にチャレンジしたい

転職先がいまの仕事よりも全ての面で上回っていることはなかなかありません。

内定をもらったとしても不安に感じることはたくさん出てきます。

  • 今、(不満に思っている)待遇は改善されるだろうか?
  • 働きやすい環境なんだろうか?
  • 仕事で周囲についていけるだろうか?

いろいろな不安は大きいですが、それは新卒採用も中途採用も変わりません。

新卒採用における不安と、中途採用における不安では質が全然違います。
中途採用(転職)の場合は家庭を持っているケースが多い傾向にあり、ミドル層以上の転職希望者になると、「(若い世代よりも)失敗が出来ない」というプレッシャーも大きくなりがちです。また、若年者のようには自由が利かないのも特徴の1つです。

いちばんの正論は『入社しなければ分からない』

会社は入社しなければ分からない、なかなか社外の人には想像がつかないというのは一番の正論です。

正論ですが、そればかり気にしていたら転職活動はできません。

でも、みんなが事前に一生懸命リサーチするのです。

  1. 勤めている人に直接聞いてみる
  2. クチコミサイトを見る
  3. 求人サイト・求人情報を何度も繰り返し、定期的に見る
  4. 面接を受けてみる

①勤めている人に直接聞いてみる

一番理想的な方法ですが、そういった繋がりはなかなか持てないものです。

知っている人から間接的に聞く場合はとくに注意する必要があります。
話がおおげさになったり、聞く人の推測が入ったりしやすく、信憑性が低いケースが多いです。

②クチコミサイトを見る

クチコミサイトの閲覧は、一番多く利用されている方法です。

転職活動していても、そうでなくても使うことがあります。

理由は一番手軽にできる方法だから。

en Lighthouse(エン ライトハウス) 旧:カイシャの評判

エンライトハウス
引用 エンライトハウス

エンジャパンが運営する会社に対するクチコミサイトです。

以前は「カイシャの評判」というサイト名でした。

openwork 旧:Vorkers

引用 openwork

以前は「vorkers」というサイト名でした。

ログインせずにフリーで閲覧できる箇所は若干限定されています。

Google マップ

Googleマップに限らず、ネット検索をすると5点満点のクチコミ評価が見れるサイトが増えました。

地図と連動しているので、会社を混同しにくいです。

活用できますが、内部の人だけに留まらず、社外の人からの評価も多数含まれています。

クチコミサイトは、悪い内容が先行することが圧倒的に多いので、100%信じ切ることは控えましょう。

③求人サイト・求人情報を繰り返し、定期的に見續ける

採用に携わっている人は、少し違った目線で求人募集を見ることもあります。

同じ募集を継続的に見かける場合は、採用が難しい、スタッフの定着が悪いと見ます。

同じ勤務地で、いろいろな職種や条件で募集している場合は、慢性的な人手不足の事業所と見ます。

また「釣り」的なもので、ひょっとしたら希望職種に就けないかもしれないという目でも見ます。

求人募集にはそれぞれ背景があるものの、本質としては人手が足らないことによる募集です。

募集を継続的に見ていくだけでも、会社のことをそれなりに知ることができます。

④面接を受けてみる

会社のことを正確に知る一番の近道は、実はその会社の面接を受けることだったりします。

面接だけでなく、会社説明会なども含めた選考フロー全体を受けてみると、見えてくるものがあります。

・面接官の上下関係が露骨、上司から部下への言葉遣い・態度に好感が持てない
・面接官の全員の年齢があからさまに若い
・面接の方法が、圧迫面接に感じる
・人事担当者が上から目線に感じる(言葉遣い・口調・ため息をつく)
・面接時に聞いてはいけないことも平然と聞いてくる
・「本当に大丈夫か?本当に出来るか?」と、しつこく聞かれる
・厳しいことだけ言ってプレッシャーをかけてくる
・いろいろな連絡が遅い
・時間など決められたことが守られない傾向にある
・応募した当日・翌日にいきなり面接が実施される
・面接を受けて、その場で採否をもらえる
・面接日時が面接日の当日に何度も変更される

特に注意すべきケースはこういったことです。

選考を受けることで会社の内部が分かる理由

会社はとても面白いもので、上級管理職になればなるほど、会社の様子を鏡のように映します。

教育されていたり、長いことその環境に身を置いているから、沁みついてしまいます。

面接の様子

  • 面接官の上下関係・言葉遣い
  • 面接官が全員若手
  • 圧迫面接
  • 担当者が上から目線

上下関係の厳しさ、体育会系のノリ、会社の社風・文化をそのまま映す管理職が多いです。

どちらがいい・悪いはありませんが、自分自身が理解できないときは要注意です。

面接官の振る舞い

  • 面接時に聞いてはいけないことも聞いてくる
  • 何度も念を押してくる
  • とにかくプレッシャーをかけてくる

採用をする側も人選に失敗したくないという思いを強く持っています。

採用までに労力がかかったり、採用後すぐ退職されては意味がないので慎重になりがちです。

連絡のやり取り

  • いろいろな場面で連絡が遅い
  • 時間など一度決めたものが簡単に変わる
  • 応募した翌日に面接実施
  • 面接した当日に採否連絡がある
  • 面接日に日程変更の依頼が繰り返される

直接関係がないように思えますが、これらのことがあるとルーズな会社だとすぐに分かります。

担当者がルーズだと、会社の中もだいたいルーズであることが多いです。

激しいトップダウンだとか、採用するという行為を重要視していない、応募者を軽視している場合もなんとなく想像が付くものです。

【本記事のまとめ】転職に必要な情報は多方面から収集するべき

一度、その会社の採用選考を受けると、社内の雰囲気を理解しやすいです。

働くのは自分ですので、自分には合わない雰囲気だと強く感じてしまったら、長く働くことは難しいです。

1つの情報だけに流されずに多角的に情報収集をするべきです。

また、良い情報、悪い情報といった視点だけではなく、職場が自分の考え方や性格に合っているかという判断も大切です。

本記事の内容(もう一度)
・会社の評価を調べる方法
・クチコミサイトの信憑性
・クチコミサイト以外の参考にするべき情報源
本記事のまとめ
・会社のことをもっとも簡単に調べる方法はクチコミサイトの利用
・会社のクチコミを調べるために多く利用されているのはen Lighthouse、openwork、Googleなど
・基本的には悪いクチコミの方が多く見られるもの
・入社しないと会社のことが分からないというのは一番正論
・面接を受けるだけでもよく分かることがたくさんある
・情報を全部鵜呑みにするのはあまり良くない
・職場が自分の考え方や性格に合った風土を持っているかを知ることも大切

本日は以上です。

スポンサー広告